平和堂グループのサステナビリティ・ビジョン / 重要課題

廃棄物の削減と資源循環の推進

循環型社会及び脱炭素社会を実現するために、「廃棄物の削減」や「資源の循環」は重要な課題です。「海洋プラスチック」での環境汚染や「食品ロス」などの廃棄物の問題は深刻化しており、世界的な取り組み課題となっています。また、企業活動に伴う資源の大量消費は、資源の枯渇につながります。 将来にわたり資源を利用するのために、限りある資源を循環させながら使用することも求められています。
平和堂では、3R+リニューアブルの考えから、廃棄物の排出抑制を基本に、あわせて再利用・再資源化・代替素材への切替について検討を進めています。当社の事業範囲だけでなく、原料の調達から消費後の廃棄までを対象とした広い視点での考慮が必要だと考え
お客様やお取引先様、地域とともに廃棄物の削減と資源循環に向けた取り組みを進めていきます。

※3R+リニューアブル/リデュース(排出抑制)・リユース(再利用)・リサイクル(再資源化)・リニューアブル(再生可能資源への代替)

具体的な取り組み

プラスチック削減対策

平和堂こだわりブランド「E-WA!」商品では、プラスチック削減のため包装材の減量化を進めています。また、お肉やお魚の生鮮食品やお惣菜等を店内で製造・加工する際に使用する食品トレーの使用の見直し・軽量化・ノントレー化も実施しています。

プラスチックトレーから発泡トレーへ 約50%減量 ムネ肉通常パックからムネ肉ノントレーパックへ 約10%減量

一方で、資源の循環にも配慮しています。店頭に、使用済み「ペットボトル」「食品トレー」「牛乳パック」の回収ボックスを設置。食品トレーはエコトレーにリサイクルされ、店内加工で再び使用するなど資源を循環させる取組みを推進しています。

資源循環のイメージ
資源循環のイメージ
回収ボックス
回収ボックス

食品ロス対策

食品ロスを削減できれば、食糧問題だけでなく、処分費用など経済的負担を軽減したり、地球温暖化防止につながるといったメリットが期待できます。平和堂は、商品の廃棄削減や適量販売などによる食品ロス削減に取り組んでおり、サステナブルな社会の実現へ向けた様々な活動を実施しています。

農協や地元生産農家と協力し、コロナ禍で販路をなくしたり、市場に出回らない規格外の果物を活用し、平和堂こだわりブランド「E-WA!」商品を生産するなど、食品ロス削減の取り組みを行っています。

E-WA! 滋賀県産いちごのチューハイ
E-WA! 滋賀県産いちごのチューハイ
美味食彩 2021年10月号 冷蔵庫の「もったいない」をなくす
E-WA! 箕面ゆずのチューハイ
美味食彩 2021年10月号 冷蔵庫の「もったいない」をなくす
E-WA! 彦根梨のチューハイ

売場では、食品ロス削減啓発の取組みも実施しています。おすすめの野菜の保存方法を紹介したPOPや、「てまえどり」推奨POPなどの取り付けの他、定期発行しているお料理の情報冊子「美味食彩」で、無駄なく食材を活用したレシピや旬の野菜の活用についてご紹介しています。

店頭掲示のPOP
美味食彩 2021年10月号 冷蔵庫の「もったいない」をなくす
美味食彩 2021年10月号 冷蔵庫の「もったいない」をなくす

その他にも、店舗でのフードドライブのための活動場所の提供のほか、店舗で販売期限を迎えた精米の寄付も2021年に開始し、滋賀県内のこども食堂等の運営や、食材を必要としておられる方々のために活用していただいています。

一部店舗でフードバンクポストを常設
販売期限を迎えた精米を滋賀県社会福祉協議会へ寄付

食品リサイクル

店舗で商品加工時に発生する野菜くずや魚アラはリサイクルで堆肥化・飼料化されています。一部の野菜くずは平和堂で販売する野菜の肥料として活用され、育てられた野菜は「循環エコ野菜」として、平和堂で販売しています。

「循環エコ野菜」のシステム
「循環エコ野菜」のシステム 「循環エコ野菜」のシステム

指標・目標について

基準2023年度
実績
2030年度
目標
食品廃棄金額※1 2019年度実績
原単位
33.4%削減 (2019年度比)
50%削減
店内加工の
食品トレー使用量※2
2020年度使用量
原単位
使用量1,891.5t
原単位14.8kg/百万円
(2020年度比)17.5%削減
(2020年度比)
25%削減
店内加工の
食品リサイクルトレー
使用比率
年間使用率 使用量704.4t/
使用率37.2%
40%使用
平和堂こだわりブランド
「E-WA!」容器包装の
プラスチック使用量※3
2020年度使用量
原単位
154t
原単位45.6kg/百万円
(2020年度比)
10.3%削減
※ペットボトル除く
(2020年度比)
20%削減
  • 1 食品売上高を原単位として使用
  • 2 トレー使用量は、生鮮部門の売上高を原単位として使用
  • 3 「E-WA!」の対象商品で算出し、売上高を原単位として使用
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