2018年12月20日

~平和堂と立命館大学食マネジメント学部が食領域人材育成で連携~

食教育プログラム実施のための協定を締結

株式会社平和堂(本社:滋賀県彦根市、代表取締役社長:平松正嗣)は、立命館大学食マネジメント学部(所在地:滋賀県草津市、学部長:朝倉敏夫)と、食に関する教育・研究活動の推進を目的とし、2018年12月19日に立命館大学びわこ・くさつキャンパスにおいて連携協力に関する協定を締結いたしました。

同学部は、経済学・経営学を基盤に、「食」をマネジメント・カルチャー・テクノロジーの三領域から総合的・包括的な学びを提供し、食領域における高度マネジメント人材の育成と輩出を目指しておられます。

平和堂は、昨年、創業60周年を迎え、商業を通じて豊かな暮らしと文化生活の向上、地域経済の活性化や地域の健康について積極的に取り組みを進めています。このたびの協定締結により、食領域における実践的学習を通じ、食領域で行動力を発揮できる人材の育成に向けた教育プログラムを実施される予定の立命館大学食マネジメント学部と連携を深め、総合的な協力を進めてまいります。

平松正嗣 株式会社平和堂代表取締役社長(写真左)
朝倉敏夫 食マネジメント学部長(写真右)
【実施予定の教育プログラム】
 ①スーパーマーケットの現状や取り組みを紹介する出張講座の実施
 ②平和堂と協同して食品スーパーの現状課題の解決を図る実践型の講義実施や学生団体の発足
朝倉敏夫 食マネジメント学部長(写真右)のコメント
 びわこ・くさつキャンパスに立地する本学部にとって、滋賀県のみならず日本の代表的な総合スーパーであり、規模の大きくかつ優れた食品部門を有する平和堂様との協定締結は、教育の充実とともに、食を通じた地域住民の健康や食品スーパーの活性化などの研究にむけて大きな力になると考えています。
平松正嗣 株式会社平和堂代表取締役社長(写真左)のコメント
 食は、生きるため、健康な生活を送るだけではなく、人生を楽しむために重要なものです。この連携により、両者の「食マネジメント」に精通した人材育成が進み、豊かな地域社会の発展につながることを期待しています。
【平和堂・立命館大学食マネジメント学部 連携協力協定について】
(立命館大学 広報資料より)
1.これまでの経緯
   食をめぐるさまざまな問題を人文科学、社会科学、自然科学の二っの分野から総合 的に研究する学問が「食科学(GastrOnomic Arts and Scienqes)」です。食マネジメント学部(以下、「本学部」)では、この食科学を、社会科学としての経済学。経営学(マネジメント領域)をベースとした上で、人文科学に関する学び(カルチャー領域)と自然科学系の一部(テクノロジー領域)の二つの領域から、広い視野と教養をもつて総合的に学びます。
 実社会の食のさまざまな課題に触れる機会を、大学の内外に用意し、現場と学びとの往復によって、学生が高度で実践的なスキルを身に付けることが本学部の特色です。今年4月の開設の前後から、これまでいくつかの企業団体と締結を結んで来ましたが、この度、日本を代表する総合スーパーの一つである株式会社平和堂(以下、「平和堂」)と、連携協力協定を結ぶこととなりました。
2.連携協定の概要
(1)目的
 広く社会に貢献している食品部門を有する平和堂と本学部との協定締結は、学部教学の充実の他、食を通じた地域の健康と活性化に寄与することを目的とします。 日本の食や世界の食をクリエイティブにおいしく面白く変革できる人材を輩出しようとしている本学部にとって、本協定は、教育と研究の実践の場を得ることになり、教育と研究の活性化に寄与し、この分野の有為な人材育成、そしてこの業界の活性化に繋がることが期待されます。
(2)具体的な連携事例
 具体的な連携事業は今後協議して決定していくこととしていますが、連携事例としては、以下のようなことが想定されます。
①実践的学習に関する事項
 企業などと共同する実践的な科目「ガストロノミックスタディプロジェクト」において、平和堂と協同するプログラムを実施します。また食の文化やビジネスの現場から食を考える科目「総合講義」においては、平和堂との協力で講義をおこないます。
②共同研究、商品開発や販売促進に関する事項
 上記の「ガストロクミックスタディプロジェクト」科目及び、.学生の任意・学習団体「平和堂クラブ(仮称)」において、学生が食品スーパーの現状を知り、課題解決に挑みます。
以上